「まだ子どもといたい」育休延長を決めたママが、副業ライターを始めた理由

育休を子どもが3歳になるまで延長したい。
でも、育児休業給付金の支給は2歳まで。
「無収入の1年」をどう過ごすか悩んでいたとき、
わたしが見つけたのは「副業ライター」という働き方でした。
今回は、育休中に副業を始めたきっかけと、行動して感じたリアルをお話しします。

まだ子どもといたい、育休延長したいけれど

先日、息子が1歳の誕生日を迎えました。
育児休業給付金を延長するために、保育園への入園申し込みを行う時期でもあります。
(そして保育所入所保留通知をもらう)

あっという間の1年だったな……成長がうれしいような、さみしいような気持ち。
今回、無事に?保育園入所は叶いませんでしたが、
順調にいけば次の4月には入園して、もう仕事に復帰するのかあ。
その頃、息子は1歳半。はやい。ほんとうに、はやいなあ。

上の娘のときは、1歳4か月で4月に職場復帰。8:30-18:00で保育園。
当然だけれど、わたしの仕事時間より長い。
あのとき、もう少し一緒にいたかったなあ、という後悔が今でも残っています。

だから2度目の育休(そして恐らく最後の育休)は、
少なくとも息子が3歳になるまでは一緒に過ごしたい!
そう思うようになりました。

わたしの会社の制度では、育児休業を3歳になる前日まで取ることができます。
でも、ネックになるのは「育児休業給付金が2歳までしかもらえない」という制度。
実質、無収入になる1年間を、どう乗り越えようか——。

同じように「職場復帰のタイミング」を悩んでいるママって本当に多い気がします。
わたしの場合は「もっと子どもとの時間を作りたい」という理由だけど。

「フルタイムで働きながら子どもを育てられる未来がみえない」
「有給は子どもの体調不良ですべて消える」
「仕事が始まると、子どもを習い事にも通わせられない」

そんな現実を想像するだけで、心がちょっと重くなる。

今のままの働き方に戻ったら、自分も子どもも何かをすり減らしながら生活することになってしまうのではないだろうか。

子どもに向き合う時間が欲しい。でも、収入も諦めたくない。

育休という「子育てをする」貴重な時間を、
「今後の子育てのために、自分の働き方を立て直す」時間にできたら…

そう思えば思うほど、子どもと一緒に寝落ちしている日々が、
急にもったいなく感じ始めてしまいました。

――今思えば、これが「副業」を意識し始めた最初のサイン

では、なぜ副業の中でも「ライター」を選んだのか?

「これならできるかも」と思えた理由をお話しします。

なぜ、「ライター」だったのか

「副業」といっても、選択肢は無限にありますよね。
物販・投資・動画編集・ブログ・ハンドメイド……そしてライター。
わたしも最初は、どれがいいのか全く分かりませんでした。

そんな中で育休中のわたしが「ライターならできるかも」と思えたのは、こんな理由からです。

  • 書くことが好き。 学生時代から小説を書いたり、読書感想文がコンクールで賞を取ったり、卒業式の挨拶代表に選ばれたりした。
    →「文章を書く」ことは、自分の中で一番自然にできることだった。
  • 身に着けたスキルが将来にも活きる。 広報や資料作成など、本業でも応用ができる。
    →どんな仕事をする上でも、無駄にならないスキルだと思えた。
  • 初期費用がかからない。 PCひとつで始められる。
    →お金をかけずに挑戦できる安心感があった。
  • 在宅で完結できる。 子どもを預ける必要がなく、移動時間ゼロ。
    →ママにとって「時間の確保」は何より大事。
  • 時間の融通がきく。 夜泣き対応をしながらでも進められる仕事。
    →子どものリズムに合わせて働けるのが魅力。

💬わたしが副業選びで決めていた2つのルール

  • 好きであること
  • 必ずスキルが身につくこと

この2つだけは、どんなに条件が良くても譲れませんでした。
その場しのぎの時間の切り売りではなく、将来の自分に投資できる仕事を選びたかったんです。

「誰でもできる」と紹介されがちなライター業ですが、実際やってみると努力と根気が必要。
特に育休中や働くママにとっては、「好き」や「得意」がなければ続けるのは難しいと感じます。

わたし自身も、最初は「とにかく何か始めなきゃ」と焦っていました。
そんな中で、一度落ち着いて自分の得意なことを書き出してみたとき、
一番自然に浮かんだことが「文章を書くこと」だったんです。

自分に合った副業を見つけることが成功への第一歩。
子育ても仕事も、自分らしく両立できる働き方を目指したい。

では、具体的にどうやってライターを始めたのか?
次に、わたしが「ゼロから一歩を踏み出した方法」を紹介します。

ライターを始めてみて感じたリアル

目標、月5万円

まず最初に、明確な目的を決めました。
息子の育児休業給付金が終わる1年後までに、「副業で月5万円を稼ぐ」
(本音を言えば、20万円は欲しい…)

金額だけでなく、「この1年をどう過ごすか」という自分への挑戦でもありました。

noteをはじめ、毎日1,000文字書く

最初は右も左も分からず、とりあえずnoteを始めました。
誰でも気軽に文章を投稿できるメディアプラットフォームです。
まずは「書くこと」に慣れることを目的にしました。

「何があっても毎日1,000文字書く!」と決めて、
実際に2か月間、1日も休まず投稿

もし文字単価を仮に0.5円とすれば、
1日1,000文字×30日=15,000円。
月5万円の目標には届かないけれど、練習としてはちょうどいい量でした。

続けるうちに、1000文字なら苦なく書けるようになり、
「これなら実際の仕事でもいけるかもしれない」と思えるようになりました。

クラウドワークスに登録⇒案件応募の日々

次のステップはクラウドソーシングサイトへの登録。
(わたしはランサーズクラウドワークスに登録しました。)

最初のうちは、条件など気にせず応募。
なかには「子どものいる方NG」など、
そもそも応募すらできない案件も少なくありません。

それでも、毎日3~4件の案件に提案
意識したのは次の2点です。

  • 文字単価0.5円以上を目安にする
  • 提案数が少ない案件を狙う


返信が来ないことも多く、やっと面談まで進んだとしても
そのまま音信不通になることもしばしば。

正直、心が折れそうになることもありました。


でも、息子がお昼寝している間や、15分でも隙間時間ができれば、
スマホ片手に提案文を提出し続けました。

初案件、そして「書くこと」が仕事になった瞬間

応募を始めて1週間ほどたったある日、
ついに、初めて単発の仕事を受注することができました。


初めての報酬は約2,000円。
1,000文字の案件だったので初心者にしては高単価でした。

納品後、「助かりました!」というクライアントさんからのメッセージ。
そして、実際に報酬が振り込まれた口座を見た瞬間——

書くことが本当に仕事になるんだ

その実感が、胸の奥にじんわり広がりました。
お金以上に、自分の力で何かを成し遂げた達成感が大きかったです。

自分の力で稼ぐという感覚

案件を受注できたとき、納品したとき、報酬を受け取ったとき——
どの瞬間も小さな喜びの積み重ねでした。

簡単ではなかったけれど、
「自分にもできた」という実感が、確かな自信に。


ライターという仕事は、わたしに
「自分の力で稼ぐ」という感覚を教えてくれました。

育休中に行動してよかったと思う理由

育休中に副業の第一歩を踏み出してみて、
今振り返ると「本当に良かった」と心から思います。


その理由を、3つにまとめました。

①副業時間を捻出できた

育児で毎日てんやわんやでも、
仕事のような緊張感がない育休期間は
思っていた以上に自分時間を「仕事」にあてやすい時期でした。

細切れの隙間時間でもできる「ライター」という仕事を選んだのも正解。

昼寝中の30分、夜泣き対応の合間の10分。
小さな積み重ねが、確実に「自分の力」になっていきました。

②夫の理解を得やすかった

「3歳まで育児休業を取りたい」「将来的にはフリーランスで働きたい」
そう目的を明確に伝えたことで、夫も自然と応援してくれました。

夜の家事を率先してやってくれたり、夫が起きている間は子どもの夜泣き対応をしてくれたり。
(フルタイム勤務のあとにそれをやってくれる夫には、本当に頭が上がりません。)

家族に支えてもらいながら挑戦できたことは、何よりも大きかったです。

③失敗してもいい。失敗した方がいい。

本業を辞めずに新しい仕事に挑戦できる。
そんな恵まれた環境でチャレンジできるのは、育休中ならでは。

たとえ失敗しても、大きな損失はありません。
せいぜい、勉強のための本を買ったくらい。

「失敗する」ということは、「チャレンジしている」ということ。

そう思えるようになってからは、
「どんどん失敗しよう」という前向きな気持ちで挑戦できるようになりました。

だって、失敗の次に来るのは――改善と成長だから。

おわりに

育休中に副業の第一歩を踏み出してみて、
今振り返ると「本当に良かった」と心から思います。

育休中に副業をすることは、可能なのか?
限られた仕事にはなるけれども、その答えはYesです。

せっかくの限られた時間、悩むよりもまずは一歩
わたしと一緒に踏み出してみませんか?

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